目次
第1部 社会問題の解決を目指すこれからの日本の地理教育に向けて(VUCA社会に対応し、持続可能な社会の担い手を創る―地理教育への期待;システム思考からデザイン思考、解決志向型学習へ;地理の授業でグローバルな課題にどう対処するか?;解決思考型アプローチの実践報告「どのように海をキレイにするか?」)
第2部 地理システムアプローチによる図式化と社会変容をとらえることの意義(地理学習入門期における図式を活用した地域変容の予測とその効果;社会課題の解決にシステム思考を働かせて最適解を見出す地理学習関係構造図を活用したシナリオプランニング―中国を事例として;「関係構造図」を使って高校「地理総合」で「脱炭素社会の実現」を考える)
第3部 地理システムアプローチでありたい社会はどのように考えられるか(社会的諸課題への当事者意識と社会参画能力の育成を目指した授業実践―システム思考に関わる2つの能力を基軸にして;暮らしやすい、暮らし続けられる地域について考える―学習手法ミステリーで地域システムをメタ認知し、望む未来を想定する;システム思考に基づいて協働的に進める多文化共生社会デザイン―高校生と留学生の共同授業の試み)
第4部 地理や社会科における社会問題の扱いとシステムアプローチとの関係をさらに考究する(日本の中等地理教育における地球的課題に関する学習指導の特徴と課題―2002年以降を対象としたシステマティックレビュー;カナダ・アルバータ州社会科におけるIssues‐Focused Approachの意義―システムアプローチの観点から;地理教育システム思考を取り入れる)
著者等紹介
宮〓沙織[ミヤザキサオリ]
群馬大学共同教育学部准教授。専門分野は社会科教育、地理教育
泉貴久[イズミタカヒサ]
専修大学松戸高等学校教諭、専修大学商学部非常勤講師。専門分野は地理教育、社会科教育
阪上弘彬[サカウエヒロアキ]
千葉大学教育学部准教授。専門分野は社会科教育学、地理教育論
中村洋介[ナカムラヨウスケ]
公文国際学園中・高等部教頭、駒澤大学文学部非常勤講師。専門分野は地理教育、地生態学
山本隆太[ヤマモトリュウタ]
静岡大学地域創造教育センター准教授。専門分野は地理教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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