目次
「教師の効果」をなぜ測るのか―本書の課題、対象、方法
第1部 「教師の効果」研究の歴史と理論(「教師の効果」概念の意味内容の限定―経済学者Hanushek,E.による議論のインパクト;学力テスト結果を通じた「教師の効果」測定原理の類型―伸長度評価の理論的位置)
第2部 連邦政策下の「教師の効果」測定(連邦政策下の「教師の効果」測定をめぐる論争状況―伸長度評価に関する誌上討論;学力テスト結果の利活用をめぐる今日的課題―ワシントンD.C.の教員評価制度改革)
第3部 発祥地にみる「教師の効果」測定の可能性―オルタナティブとしての教育的実践(「教師の効果」測定方法の妥当性と課題―テネシー州伸長度評価の算出式の検証;教育的実践としての「教師の効果」測定の活用―テネシー州チャタヌーガ市の学校改善事業)
研究の総括(教育学的見地からみる「教師の効果」測定の功罪;「認知能力」と「非認知能力」の架橋に向けた学校経営―テネシー州チャタヌーガ市の道徳教育推進事業)
付録:アメリカの学力テスト問題(テネシー州統一学力テスト(6年生用))
著者等紹介
西野倫世[ニシノミチヨ]
1989年大阪府生まれ。神戸大学発達科学部卒業、同大学院人間発達環境学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、大阪産業大学専任講師を経て、同大学准教授。専攻は、教育行政学・教育制度論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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