目次
子どもがやる気になるスポーツ指導を目指して―子どもの「今」から考える
やる気と情熱のスポーツ心理学
身体活動で子どもの心理・社会的側面を伸ばし、やる気を引き出す
運動・スポーツの「面白さ」からやる気を考える
子どものやる気を引き出すスポーツ社会学
「スポ根」再考―根性論で子ども・選手のやる気は引き出せるのか?
チームの成長が引き出す子どものやる気
スポーツ組織が引き出す子どものやる気
子どものやる気を引き出すスポーツ指導者のマネジメント力
今の子どもたちの発育発達を考慮した運動・スポーツ指導の在り方〔ほか〕
著者等紹介
佐藤善人[サトウヨシヒト]
1972年神奈川県生まれ。2008年東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京学芸大学教育学部准教授。岐阜県小中学校教諭、東京学芸大学附属大泉小学校教諭、岐阜聖徳学園大学准教授を経て現職。専門は体育科教育学。秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞受賞(2016年)。ランニング学会学会賞受賞(2017年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かい
2
スポーツに関わる大人全ての人に読んでほしい一冊。大人がいかに子どもたちのスポーツへの意欲と環境とやりがいを奪い去っているかがよくわかる。指導者はそのひと時、3年間程度の短い期間の子どもたちのスポーツに対する責任を負うのではなく、将来にわたってその子がどのようにスポーツと関わり、楽しむことができるか。そういった力を培うために指導=導くコーチでなければならないと強く思った。そのためには、プレイとは何か、遊ぶとは、面白さの追求であり、外発的に動機付けられた意欲では、子どもたちは伸びないし、やる気にはならない。2020/12/21