目次
序 日本女子大学におけるLGBT関連の取り組みの経緯と現状
シンポジウム「多様な女子」と女子大学―トランスジェンダーについて考える(二〇一七年二月二五日)(シンポジウムを開催するにあたって;女体の着ぐるみを身につけて;私が女性として生活できるようになるまで;トランス学生支援からみえてきたこと―ICUでの経験;アメリカの女子大学におけるトランスジェンダー学生の受け入れをめぐって―セブンシスターズを中心に;質疑応答)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
14
多様性への入門書の一つとして。シンポジウムの講演録。女子校という器は、創設の歴史的意義からも率先して性の多様性を受け入れていくべきというミッションがあるということは納得。男子校ではあまり問題にはならないということでもあるのか。世界では、もはやLGBTではなく、SOGIという表現が主流だそうですが、どんな言葉を使っても、定義のために「線を引く」行為が対立構造を生み出すような気もします。区分をすべてリセットし、個として「あなたがあなたであるがゆえに」受け入れることはできないだろうか?まずは自分から実践ですね。2018/12/16