内容説明
グローバルな競争からローカルな共生へ、さらにもうひとつのグローバル化へ―互いに命を支えあう自由の絆=コミュニティを(再)創造することで経済・社会・環境・実存の危機を乗りこえる。
目次
序 人類社会の未来を問う―危機的世界を見通すために
1 経済成長主義とは別の道―日本の事例(維持可能な社会(Sustainable Society)は可能か―戦後公害史の教訓から
美しい地域づくり支援の教訓―滋賀県甲良町の事例)
2 資本主義に対峙する新たなコミュニティへの展望(連帯社会への道―新たな文明への挑戦;グローバル資本主義に抗するローカリズムの論理;「南」からのエコロジー的な声に耳を傾ける;“地域コミュニティ”を基盤とした多元的グローバル・ガバナンスに向けて)
3 新たなコミュニティのための思想(転機に立つ人類社会―グローバル化のなかのコミュニティを問う;文化の多様性に関する世界宣言と未来世代の権利―コミュニティとの関連において)