内容説明
司書資格取得のためのカリキュラム改正に伴い、前著『図書館経営論』について、新たに制度に関わる章を追加し、合わせて経営に関する記述についても大幅に見直し。図書館を支える法律その他の社会制度と、図書館が最も効果的かつ効率的にその社会的役割を果たしていけるようにするための経営について、その基本的な考え方と仕組みを理解することを目的にしている。
目次
図書館法の成り立ち
図書館経営の意義と基本的な考え方
人的資源と組織編成
物品の調達・管理
図書館財務
公共空間としての図書館
PRとマーケティング
経営戦略策定のための調査・分析と評価
経営形態の選択と外部連携
図書館情報政策の意義
各種図書館の役割と根拠法
著者等紹介
柳与志夫[ヤナギヨシオ]
国立国会図書館電子情報部司書監。専門分野は図書館経営論。関心領域は文化情報資源政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aka
3
勉強本。2024/01/10
やまやま
1
司書のカリキュラムの一つになると思われるが、非営利組織の身近な例として図書館を見ると、その運営はどのような視点で管理されるべきかを鳥瞰的に述べている。財務面を初心者に理解してもらうために、著者の経験を含めて丁寧に描いている点が類書と異なる。経営力を競うという点は、魅力ある組織としてどのように市民にアピールできるかということか。図書館を有償で利用することも聖域ではなく、社会における公務の在り方を図書館を通じて問うている。2019/04/20
こつこつ
1
体系的に図書館制度と経営について学べる本。第一章だけ読んで、後の章は流し読み。本書を通して図書館の役割と機能についても理解することができる。 図書館の成果(外部から評価される指標)となるものが何なのかはよく分からないまま読了。読み飛ばしたかもしれない。2013/10/27
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