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目次
テレビの進化と視聴者―市民は放送を変えられるか
第1部 番組の質を可視化する試み「Quae」(テレビを放っておけない―MMS研究会のあゆみ;“質”を“量”で測る?―尺度開発の道のり;市民参加へ道を拓く―ネットリサーチシステムの開発;文化振興としてのメディア・リテラシーとテレビ番組評価)
第2部 ユーザーがつくるテレビ通信簿(「大晦日番組」の通信簿;「バラエティ番組」の通信簿;「スポーツ番組」の通信簿;「コメント欄」の通信簿―Quae回答者および大学授業受講者によるコメント評価;東日本大震災報道の通信簿)
テレビ―文化の総合展示場
著者等紹介
戸田桂太[トダケイタ]
武蔵大学名誉教授。専門領域は、映像論、テレビメディア研究。NHKで番組制作業務(撮影)、NHK出版で『放送文化』編集長を経て武蔵大学教授
小玉美意子[コダマミイコ]
武蔵大学名誉教授。専門領域は、テレビジャーナリズム論、ジェンダーとメディア論。厚生労働省社会保障審議会・映像メディア等委員会委員長、BSフジ番組審議会副委員長
山下玲子[ヤマシタレイコ]
武蔵大学名誉教授。専門領域は、社会心理学。主に子ども向けメディアおよびCMの効果・影響を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりりんワイン漬け
1
今行われている視聴率計測方法とはことなる新しい指標による新しいプラットフォーム上での調査のこころみである。現在の視聴率はテレビを持っている家庭を前提にするため、テレビにて番組を見ない人間にたいする母数が正確に計測できないため視聴率そのものの考え方を見直す時期であるが、その間違った計測方法にもとづき企業が広告料を支払うという状況がある。支払う側の担当者の企業倫理もとわなければいけないが、時代に合わない計測方法をいまだ使い続ける体質も問題であろう。 本書はそのような課題に取り組んだトライアルである。但しサン2013/07/23