目次
第1章 不透明時代の組織の本質を求めて
第2章 関係性の欠如がもたらす問題点
第3章 協奏と認識の概念化
第4章 主体が織りなす協奏の世界
第5章 関係性を意識した組織の協奏過程
第6章 協奏する組織の生起
著者等紹介
小森谷浩志[コモリヤヒロシ]
神奈川大学大学院経営学研究科博士課程修了博士。経営学。株式会社ENSOU代表取締役。一般社団法人ソーシャルユニバーシティ理事。1988年ニッカウヰスキー(株)入社。営業スタイルを革新しながら、常にトップの業績を残すとともに、営業チームの育成にも力を発揮。2001年アサヒビール(株)のコンサルティング会社の設立に参画。約400社のコンサルティング実績を持つとともに、コンサルタント育成体制を構築する。2010年株式会社ENSOUを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コジターレ
8
「組織」と「フォロワーシップ」のW研究第3弾。博士論文の書籍化なので難解な表現が多く感じたが、大変興味深い内容だった。主体と組織の関係性にフォーカスしたり、システムとして捉えたりする考え方は、臨床家のそれと親和性が高いと感じた。また、心理学、哲学、禅、フロー理論、ミンツバーグのマネジメント論など引用元が幅広く、他学問とのつながりも楽しめた。2016/06/17
tetekoguma
0
自己組織化する組織、有機体的組織、生命のような組織・・・重要なテーマで私もライフワークしていますが、本書は、ホワイトヘッドやヤンチなどこの分野で重要な西洋の思想家や鈴木大拙など東洋の思想家も引用しながらここまでの議論をまとめたうえで、有機体が生み出す協奏・・・律動・リズムに焦点を当てているところが新しいと思いました。生命の本質の一つはリズムですが組織でそれに対応するものは何になるのでしょうか?2025/06/20