ヨーロッパ経済史〈1〉ムギ・ヒツジ・奴隷

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762022135
  • NDC分類 332.3
  • Cコード C3033

目次

第1部 古代(肉食化と狩猟採集生活―森から草原へ出て、ヒトになった(およそ400万年前)
ムギの栽培化―西アジアにおけるイネ科植物の馴化(およそ1万年前)
ヤギ・ヒツジの家畜化―西アジアにおける群居性中型草食動物の馴化(およそ8000年前)
有用資源としての家畜―牧畜文化の射程(1) ほか)
第2部 中世(ゲルマン人の来襲と征服―インド・ヨーロッパ語族の出現からガリア侵入・定着まで(前四千年紀~後一千年紀)
ヨーロッパにおけるムギの伝播・拡散―「もと雑草」が救いとなった
中世前期における古典荘園の形成―牧畜世界の中で、穀物農耕定着の兆し(4~9世紀)
「中世温暖期」における農業発展―ヨーロッパ中世の技術革新(10~13世紀) ほか)

著者等紹介

中川洋一郎[ナカガワヨウイチロウ]
昭和25年東京生まれ。東京大学大学院社会学研究科国際関係論専攻博士課程満期退学。経済史学博士(パリ1大学第三期課程)。現在、中央大学経済学部教授(西洋経済史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MIRACLE

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ヨーロッパ経済の発展過程について、有畜農業の開始と工業化という二つの局面から論じた意欲作(全二巻)。本巻は西欧世界ではムギとともに牧畜が経済の基礎になったことを、第一部で西アジアでの農耕と牧畜の出現、第二部で西欧での有畜農業の定着の順にのべている。農耕にはいくつかの型があり、それによって住民の生活様式、思想の形態まで異なってくる。そして、社会も異相を帯び、歴史の歴史の流れも異相を呈する(松田壽男「アジアの歴史」)。したがって、本書の手法は西欧の経済を理解する上できわめて正しいといえる。2015/08/28

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