内容説明
制度学派の建設者の一人として知られているソーンスタイン・ヴェブレンの消費論、すなわち制度主義的消費論をテーマとして、著者が発表してきた消費に関する論考に加筆・修正を加えたものをまとめた。
目次
第1部 制度主義的思考と消費(制度派経済学と消費―D・ハミルトンの所説の検討を中心として;制度主義的消費論の進化;「衒示的消費」の100年;消費理論への代替的アプローチ)
第2部 ヴェブレンの消費論と基本的方法論(ヴェブレンの消費論―衒示的消費;ヴェブレンの衣服論;経済的価値と金銭的価値ヴェブレンの制度派経済学の本質と意義)
第3部 現代における見栄と消費(富裕層の行動原理;富裕層と衒示的消費;アメリカにおける女性の消費者行動;合衆国における家計貯蓄の低下傾向とその解明)
著者等紹介
内田成[ウチダミノル]
1955年神奈川県横須賀市生まれ。1978年日本大学経済学部卒業。1983年日本大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(単位取得満期退学)。その後、フィールドマーケティング研究所研究員、立正大学短期大学部非常勤講師を経て、高崎商科大学、埼玉学園大学、川口短期大学の非常勤講師。なお、企業勤務経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。