目次
第1章 エミール・デュルケーム
第2章 マックス・ウェーバー
第3章 大衆社会論から消費社会論へ
第4章 ミクロ社会学
第5章 情報社会をタフにクールに生きる術―ニクラス・ルーマン
第6章 知と権力の結びつき―ミシェル・フーコー
第7章 認知と承認をめぐる象徴闘争―ピエール・ブルデュー
第8章 ハイ・モダニティと再帰性の時代―アンソニー・ギデンズ
第9章 文化のなかの政治と権力―カルチュラル・スタディーズ
第10章 グローバリゼーションの社会学
著者等紹介
多田治[タダオサム]
1970年、大阪府生まれ。現職:琉球大学法文学部助教授を経て、一橋大学大学院社会学研究科准教授。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。専攻:グローバル社会学・現代社会理論・沖縄研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょうみや
11
社会学史と社会学理論の概説本。分量も少なく分かりやすくまとめられている。イマイチ掴みどころのない社会学理論だけど、この本から受ける印象は普遍的法則を説明する理論というよりも近代以降の社会のある一時代の後付の一解釈という方が自分としてはしっくりくる。2018/09/24
SQT
2
社会学理論おさらい。理論は読んでも忘れたり誤解したり曖昧な理解になったりするから、概説書も定期的に読まなきゃいけないな、と感じる…。2017/05/21
エルガリアン
1
簡潔かつわかりやすくまとまっていて読みやすかった。「エッセンス」の名の通り、主流論者にしぼり、部分的な紹介にすぎないが、初めて社会学を学ぶにはいい。これを踏み台に自分の興味ある学者に進んでいける。また、自分もそうだが、他の社会科学をやる人が社会学的知見も取り込んでおくのにもこれはいいと思う。加えておすすめしたいのは、国語の現代文で評論を読む高校生と先生方。ボードリヤールのような社会学者が頻出なのだから、社会学全般の基礎知識をこの本の分かりやすい解説で理解しておけばもっと評論が読みやすくなるはず。2016/07/09
いまにえる
0
基礎的な社会学理論を具体例を交えて分かりやすく解説している。あまりに簡潔すぎる部分はあるが「社会学とは何か」気になっている人にはちょうどよい入門書となるだろう。2017/06/13
えむ
0
デュルケムからベックに至るまで、社会学者の理論を概説。紙幅の関係か、記述が簡潔すぎて理解し辛いと思う箇所が多数あった。2017/01/16