内容説明
日本社会が大きな曲がり角にきているなか、多様な社会問題・生活問題への取り組みにおいて、地域社会(community)が注目され、期待をよせられているのも、社会的な事実である。今、なぜ地域社会が問題になるのか、地域社会は期待に応えられるのか、あらためて考えてみようというのが本書のねらいである。
目次
1 地域社会の社会学(地域社会の社会学―地域社会の現状・課題・研究)
2 地域社会の生活(変容する農村社会と地域間格差;地域社会における新しい集団形成―「子育て」サークルを事例として;地域社会とジェンダー)
3 都市化・情報化と地域社会(情報メディアと地域社会;「都」の若者・「鄙」の若者―情報化社会のなかで;情報ボランティアと地域社会)
4 国際化・福祉化と地域社会(エスニック・コミュニティ;老い、死の様相と地域社会;ボランティア活動と地域社会の形成)
5 住民参加と地域社会の形成(行政・住民参加・政策決定)
著者等紹介
高橋勇悦[タカハシユウエツ]
1935年宮城県に生まれる。1963年東北大学大学院博士課程満期退学。東京学芸大学助教授、東京都立大学教授、大妻女子大学人間関係学部教授等をへて、現在、東京都立大学名誉教授
大坪省三[オオツボショウゾウ]
1939年中国青島生まれる。東京教育大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了。茨城女子短期大学、長野大学をへて、現在、東洋大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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