目次
序論 語り紡がれる旅の話
第1部 物語を語る権利(芝生の上のマーサイ―東アフリカにおける観光リアリズム;マーサイとライオン・キング―アフリカ観光におけるオーセンティシティ、ナショナリズム、グローバリゼーション;奴隷制と黒人ディアスポラの帰還―ガーナにおける観光)
第2部 競合する物語(せめぎ合う場所としてのリンカーンのニュー・セイラム;オーセンティックな複製としてのエイブラハム・リンカーン―ポストモダニズム批判;対話的な物語とマサダの逆説)
第3部 フィールドからの語り(バリという境界域;タマン・ミニ―インドネシア民族テーマパークの自己構成;再統合―スマトラ再訪、1957年と1997年)