目次
第1部 教育哲学の現代的課題(教育研究と「ポストモダンの視点」;グローバル化時代の市民教育とアイデンティティ―A.ガットマンの政治的教育理論に注目して;アメリカにおける批判的思考理論―1980年代以降を中心として;中間集団を介して異質協同公教育へ;学校選択と社会正義―リベラリズムの観点から;経験のメタモルフォーゼ―現象学的経験論の試み)
第2部 教育思想史の拓く地平(前期ペスタロッチにおける政治と教育―小説『リーンハルトとゲルトルート』における統治者像の分析;1830年代アメリカ・マサチューセッツ州におけるライシーアム運動と公教育;E.クリークにおけるVolkの概念―1920年代を中心に;ジェーン・アダムズの「プラグマティズム」―論文「ソーシャル・セツルメントの機能」(1899年)におけるデューイ知識論へのトルストイ芸術論の読み込み
野村芳兵衛の生涯における教育の実践と思想)
第3部 教育実践を問う教育哲学(カウンセリングにおける「理論‐実践」問題―カウンセリングは芸術か、科学か;「他者」へ向かう教師―「教え‐学び」の「倫理」をめぐって;教師教育の哲学をめざして―教師に求められる資質能力とは何か)