内容説明
本書は、犯罪社会心理学として斬新な構成を示すものではなく、どちらかと言うと、いわゆる犯罪学の体裁に近いが、社会心理学的理解に重点を置いて書かれたものである。第二版では、統計部分を新しく改訂し、また、その後の研究成果を加えた。
目次
第1章 犯罪と犯罪者(犯罪の概念と犯罪に関する心理学の課題;犯罪者、非行少年 ほか)
第2章 犯罪の理解の仕方―犯罪理論の動向(人類学的、生物学的、精神医学的、心理学的接近による研究;社会学的接近による研究 ほか)
第3章 遵法的行動の理論(道徳性の形成;マスローの人間成長論)
第4章 生活背景と犯罪―非行少年の生活背景(非行少年の家庭背景;非行少年の学校背景 ほか)
第5章 各種犯罪・犯罪者・被害者(暴力犯罪;性犯罪 ほか)
著者等紹介
高橋良彰[タカハシヨシアキ]
1940年札幌市に生れる。芦別市出身。1967年東北大学大学院教育学研究科修士課程修了。警察庁科学警察研究所防犯少年部補導研究室長を経て、現在、大正大学人間学部教授、教育学博士
渡辺和美[ワタナベカズミ]
1967年千葉に生まれる。1990年学習院大学文学部心理学科卒業。警察庁科学警察研究所入所。現在、警察庁科学警察研究所犯罪行動科学部捜査支援研究室主任研究官
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