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内容説明
20世紀初頭には、すでに英・米を始めメディア先進国には1紙で100万部を越す大衆新聞が相次いで出現していた。日本では、1920年代に「大阪毎日」「大阪朝日」がこの規模に達した。そして同20年代には米・英そして日本でラジオの本放送が始まった。第2次世界大戦後はテレビ開始の時代であった。20世紀はマス・メディアの「ビッグバン」時代であった。他方、この世紀を世界的な経済恐慌、革命、世界戦争などと歴史学者は特徴づけた。けれども続く21世紀早々、ニューヨークの世界貿易センタービルの破壊があった。そして、現在もなお中東のテロと米覇権主義の葛藤は止まない。こうした諸事象とマス・メディアとの間には密接な関係があったことは、本書の諸処で述べられるであろう。
目次
第1部 総論(マス・コミュニケーションの理論;マス・コミュニケーションの史的発展過程;日本ジャーナリズムの特質)
第2部 現代マス・コミュニケーションの諸問題(マス・メディア界の現況と将来;メディア・リテラシーの意義;多メディア多チャンネル状況とメディアの「棲み分け」;グローバル化とメディア)
著者等紹介
早川善治郎[ハヤカワゼンジロウ]
1933年生れ。東京大学大学院社会学専攻、修士課程修了。現在、立教大学名誉教授。専攻はマス・コミュニケーションの社会的構造と機能
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