内容説明
ハーヴァード大学にその名が残るジョン・ハーヴァードはアメリカにはわずか一年しかいなかった。敬虔ではあるが目立たない青年牧師は、若妻を残し、志なかばにして三〇歳でひっそりとその短い生涯を閉じた。自らの名がカレッジに冠されたことを知ることもなく…。従来ほとんど知られていなかったジョン・ハーヴァードの人物像とハーヴァード・カレッジ誕生までのいきさつがここに明らかになる。
目次
1 はじめに―知られざる人物ジョン・ハーヴァード(ハーヴァード像;現代のハーヴァード大学 ほか)
2 ロンドン・サザーク―ハーヴァードの生い立ちと家族(ロンドン橋;サザーク ほか)
3 ケンブリッジ大学イマニュエル・カレッジ(ケンブリッジへ;ケンブリッジ大学 ほか)
4 マサチューセッツ湾植民地(チャールズタウン;ハーヴァードの渡航 ほか)
5 草創期のハーヴァード・カレッジ(未亡人アンの再婚;寄贈された蔵書 ほか)
著者等紹介
森良和[モリヨシカズ]
1951年千葉県生。早稲田大学第一文学部西洋史学専修卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程単位修得。玉川学園高等部教諭(1983~98)を経て現在、玉川大学通信教育部講師(1998~)
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