内容説明
未公刊の草稿―世界初邦訳公刊。パーソンズが1970年から1975年頃に執筆した論稿の全訳。パーソンズ…デカルト以来の近代思想の史的展開の分析をふまえ、ユートピア論という独自の観点から現代社会論を展開。哲学・思想史的考察を全面的に披露し、社会学理論の哲学的立場を問う。
目次
1 知識社会学と思想史
2 デカルトと合理性の概念
3 カント
4 カント以降の観念論と歴史主義
5 マックス・ウェーバー
6 不合理的構成要素の地位
7 相互作用と相互浸透
8 デュルケムとフランスの伝統
9 カール・マンハイム
10 合理性と科学における「価値自由」
11 知識の社会的規定要素
12 ユートピアの継起的変遷
著者等紹介
油井清光[ユイキヨミツ]
1953年神戸市生まれ。1986年神戸大学大学院文化学研究科単位取得修了、博士(文学)。現在、神戸大学文学部社会学専修教授
土屋淳二[ツチヤジュンジ]
1965年京都府生まれ。1998年早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学、博士(文学)。現在、早稲田大学文学部助教授
杉本昌昭[スギモトマサアキ]
1967年静岡県生まれ。2001年早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、和光大学経済学部専任講師
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