早稲田大学教育総合研究所叢書
ジェンダー・フリー教材の試み―国語にできること

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784762010286
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C3337

内容説明

本書に教材を持ち寄った面々は、すべて教員あるいは教員志願者である。聞き、話し、読み、書く能力を養う「国語」という教科を軸に、学ぶことと教えることの難しさに日々、四苦八苦している。いうまでもなく不断に教材探しをしているのだが、そこへ、「ジェンダー・フリーを目指す」という課題をもう一つ背負い込んだ。生まれたときから誰もが例外なく背負っている、「女」あるいは「男」の印に、まずは意識的になること。そして「あなた」や「わたし」を取り戻すために、「国語」の時間に何ができるか考えること―本書は、そのための小さな一歩である。

目次

第1楽章 女らしさ、男らしさよ、さようなら―殻から飛び出して、新しい自分をみつけよう
第2楽章 「女やオカマに受けるようになったらおしまいだ。」―気づくこと、そして問い直しへの挑戦
第3楽章 長くつ下のピッピ―性別にこだわらず、性別にとらわれず、自分らしく生きる
第4楽章 かつて語られた世にも不思議な男女の物語―今も昔もあるもの
第5楽章 女はつくられた―巴三態 物語の言説を超えて
第6楽章 「わたしを束ねないで、そして『耳をすませば』」―かけがいのない一人の人間として生きる
第7楽章 対話「性を超えて演じるということ」―女形として
終楽章 感じること、考えること、そして伝え合うこと―ジェンダー・フリー教材と国語との接点を求めて

著者等紹介

金井景子[カナイケイコ]
早稲田大学教育学部国語国文学科教員。早稲田大学教育総合研究所研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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