内容説明
本書では、現代においてもっとも関心をもたれているジェンダーや介護の問題から、身近の基本的問題を具体的にとりあげ、家族、地域社会、学校、企業といった各種の領域へと対象を拡げて、全体的原理的な普遍的問題へと考察をすすめている。対象における変化変容の面をとらえ、統計資料等によって実証的に示した。現代とともに未来をも視野にいれて社会学そのもののあり方を検討している。
目次
第1部 性と年齢へのパースペクティブ(近代化とジェンダー―「親密な関係性」再編がもつ可能性とは?;超高齢社会を目前に―誰が介護を担うのか?)
第2部 家族と地域社会へのパースペクティブ(戦後日本の家族の変化―ふつうの家族はどう変わったか?;新しい地域社会の地平をめざして―地域社会をいかにリストラクチャリングするか? ほか)
第3部 学校社会と企業社会へのパースペクティブ(教育問題と大人社会の変化;日本的雇用慣行をめぐる労働者意識の変化―業績主義は労働者に支持されているのか? ほか)
第4部 現代社会のイメージと社会学へのパースペクティブ(コミュニケーションと社会;「新しいモダニティ」の条件―社会はどこに向かっているのか? ほか)
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