内容説明
これからの中学校技術科教育のなかで、どんな授業が求められているか、という視点でまとめたもの。また、大学での「技術科教育法」の授業でも使用できる。「技術科の授業」といっても、これにアプローチする方法は多様。本書は、技術科教育における学力論の視点から、技術に関する科学の基本と作業の基本とに教育目標を分け、それらを、何をどこまで教えるべきかを実体的に示す到達目標として表現。そして子どもたちが、学ぶ意味をつかみとり、喜びを実感できるよう、なぜその教育目標を教え、学ばなければならないかの意図である教育目的を、明確にし、子どもの側からみてわかりやすく論じている。
目次
第1部 技術科の授業を発展させるために(中学生と技術科の授業;技術科の授業の現状;われわれが考える技術科の授業 ほか)
第2部 各単元の位置づけ・教育目的・到達目標・指導計画表・授業実践例(生産と製図;材料と加工の技術;エネルギーの技術 ほか)
第3部 中学校技術科の授業論(技術科と授業;技術科教材論;技術科の授業設計と評価)