内容説明
本書は、広い範囲のメディアとレベルを対象とするところから、システム論的な包括的枠組みを用い、また、機能主義的な観点から論ずる。さらに、内容的には、ボール=ロキーチの言う「メディアシステム依存」状況を今日のメディアを論じる際の前提とみなし、その上に立ってメディアの影響力について考察。調査研究の成果の一部を再録。
目次
第1章 「メディア」の定義
第2章 「メディア」の機能―「メディア」は社会を変える
第3章 「メディアシステム」の成立と構造
第4章 「メディアシステム」の影響力―現実認識の規定力を中心に
第5章 さまざまな領域における「情報メディアシステム」
第6章 「くちコミ」と「情報ネットワーク」―「メディアシステム」に対抗する「ネットワークシステム」
第7章 「情報生活」と「情報メディアシステム」