内容説明
21世紀に到達しようとしている中東・北アフリカのイスラーム地域で、政治文化の中心になっているのは、民族、イスラーム復興(原理)主義、またパレスチナ問題である。本書は、こうした中東イスラーム世界を知る上で手掛かりとなる問題に答えを与えようとした文章を集めてみた。
目次
第1章 中東における民族・宗派問題
第2章 イスラーム原理主義―その性格と限界
第3章 FIS―爆発寸前のアルジェルア原理主義
第4章 イスラーム原理主義を勢いつかせたのは誰か―IMF、世銀による「構造改革プラン」との因果関係
第5章 ペルシア湾における「アラブ」と「ペルシア」の民族的競合―イラン・イラク戦争を例にして
第6章 革命後イランの曲折
第7章 サッダーム・フセインの統治体制とクウェート侵攻―「危機」の背景とイラクの今後
第8章 混迷するパレスチナ問題の行方
第9章 旧ソ連「広域中東圏」をめぐるパワー・ポリティクス
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