内容説明
企業活動のうち社会的要素を記述し、その数量化および判断に適合する基準を開発する研究と実践が並行的に進められてきた。ゾチアルビランツ(Sozialbilanz)という用語はこれらの研究ならびに実践の表題に用いられているものである。本書は、1970年代初頭から西ドイツ企業を中心に展開しているゾチアルビランツを理論的側面と実践的側面から探究し、もってゾチアルビランツのあり方を考察しようとするものである。
目次
序章 課題と方法
第1章 ゾチアルビランツの形成
第2章 情報手段としてのゾチアルビランツ
第3章 ゾチアルビランツの形態
第4章 ’70年代の経営哲学としての社会的責任
第5章 ゾチアルビランツとDGB
第6章 企業防衛手段としてのゾチアルビランツ
第7章 企業社会会計におけるゴール・アカウンティング構想
第8章 ゾチアルビランツの展望