内容説明
運動が「苦手・ぎこちない」生徒が求めていることは、私たち教え手側の効果的な支援です。彼らの「やりたい!」「こうなりたい!」に寄り添い、観察・仮説・検証のトライ&エラーを繰り返した珠玉の実践記録。
目次
Prologue なぜ、障害がある子に運動を教えることが難しいのか
1 脳性麻痺・軽度知的障害を有する岡田君―障害から運動そのものを諦めていた岡田君が、ジョギングで4kmを走破するまで(筆者が特別支援学校に勤めることになった経緯;岡田君との出会いと障害;運動は「無理」・「できない」と言う ほか)
2 軽度知的障害を有する川原君―スポーツスキル指導に配慮が必要な川原君が、砲丸投げでインターハイを目指した挑戦(川原君との出会い;軽度知的障害を有する川原君のスキルを改善するコーチングの難しさ;僕は本当にダメだ…何度やってもダメなんだ! ほか)
3 「先輩を超えたい」、軽度知的障害を有するやり投げ選手 中野君の夢と挑戦(僕にやり投げを教えてください!;高等部への進学とやり投げ指導のスタート;やり投げにかけた特別支援学校生の挑戦)
Epilogue 「特別支援教育×スポーツ科学」の実践を経て思うこと
著者等紹介
松山直輝[マツヤマナオキ]
東京学芸大学講師。博士(スポーツ科学)。2016年、早稲田大学スポーツ科学学術院在学時に留学したラフバラ大学にて、パラ陸上競技選手の美しい動きに触れ、パラスポーツの世界に関心を抱く。2017年に博士課程を修了後、2019年までプロバスケットボールチームでの職歴を経て、特別支援学校の教諭となる。自身の専門的背景であるスポーツ科学と特別支援教育を融合させた実践を通して、身体障害・知的障害・発達障害のある子どもが抱える「運動が苦手」「ぎこちない」といった課題の改善に取り組み、現在まで同分野に関する論文を多数執筆。2022年からは大学研究者として、特別支援教育×スポーツ科学に関する研究を国内外で展開。研究領域は幅広く、2024年にはベトナムを対象とした国際スポーツ開発の活動により、スポーツ庁長官表彰を受賞。東京学芸大学では陸上競技部部長・コーチを務め、パラアスリートのコーチングにも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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