内容説明
考え続ける教師には、見えてくるものがあるはず。何が教育を「困難」にしているのか?「内田樹公認伝道師」めがね旦那の、「経験則」に頼りすぎない「思考」を鍛える教師のすすめ。
目次
第1章 教育を捉え直す(あえてモヤモヤを残す、トラブル指導;責任が取れないからこそ「丁寧に」接する、「いいひと」を演じる;教育の「公正」とは何なのか;教師が道徳的であることよりも大切なこと;なぜ制服はあるのか;ルールがあれば安心?;「弱者への配慮」が集団を存続させる;教室という環境をデザインする主宰者;子どもの「○○できるよ!」の場面を増やす)
第2章 教育を疑ってみる(生活指導の鉄則は「身体に悪いかどうか」;「邪悪」な文部科学省?;教育を「贈与と返礼」で考えると…;「経験」よりも「歴史」から学ぶ教師でありたい;葛藤、していますか?;「どうして掲示物を貼らないのか」みんなと同じで安心するのが管理職;「教育の数値化」が「根拠のない自信」をうばう)
第3章 教師としてどうあるべきか(「教師の注意」が「いじめ」を生み出す;学力への影響を及ぼすのは学校だけの責任?;「先生は知らないだろうけど、私は頑張っているんです」;教師と子ども、保護者との信頼関係が大事な理由;ホームページ、アンケート、評定…、「わかりやすさ」の罠;「不機嫌なときの判断は、だいたい間違っている」;管理職の存在意義;教育は「誰にでもできる」ものにしないといけない)
特別企画対談 内田樹×めがね旦那―内田樹と公立教師が語る教育論
著者等紹介
めがね旦那[メガネダンナ]
小学校教員。1987年生まれ。3児の父。妻も小学校教員。和歌山県にあるオルタナティブスクール「きのくに子どもの村学園小学校・中学校」を卒業し、公立高校へ進学。その後、教育大学へ進学するも、ストリートダンスに没頭してしまう。卒業後の勤務先は単学級。右も左もわからないまま、もがき続ける数年間で、自身の教育哲学と向き合う実践を自由に行えたことが、その後のTwitterでの発信の土台となる。育休中に始めたTwitterは現在フォロワーが4万人を超える。独自の視点からの発信に対しては共感と反感が寄せられるが、本人は「すべてから学びたい」と楽観的である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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