内容説明
通常の学級に、特別な教育的ニーズのある生徒がいるのは当たり前だと認知されつつある現在、切り捨てず個々の生徒に丁寧にかかわり育てている私学に、保護者の期待が集まっている。本書では、特別支援教育の視点を取り入れたことによる学校全体の変化、1人ひとりの生徒のニーズに応じた指導の具体等、私学における特別支援教育の新たな可能性を示す!
目次
序章 私学における特別支援教育をめぐる現状と課題
第1章 特別支援教育への注目による私学の変化
第2章 どのクラスでもすべての生徒が対人関係面・行動面のニーズへのサポートを受けられる仕組みづくり―心理教育プログラムの活用
第3章 1人ひとりの生徒へ学習面の支援を保障する―ICTを活用した授業改善と2Eミラーモデルの援用
第4章 学校全体での支援体制構築と教員の意識変化―指導から支援へ
第5章 1人ひとりのニーズに応じた指導を求めて―「子どもの権利条約」の考えと合理的配慮の充実
第6章 私立学校に期待されるもの―私学としての学校運営、学校経営の視点から
第7章 私学どうしの横のつながりを目指して
終章 私学における特別支援教育の新たな展望
著者等紹介
〓橋あつ子[タカハシアツコ]
早稲田大学教育・総合科学学術院大学院教育学研究科教授。川崎市立小学校教諭として、重度重複障害児学級、障害児学級、通常の学級の担任を経験。その後、川崎市総合教育センター指導主事として教育相談、特別支援教育システムの体制整備に携わる。川崎市立小学校教頭、早稲田大学大学院教職研究科准教授を経て現職
一ノ瀬秀司[イチノセシュウジ]
大妻中学高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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