内容説明
Yahoo!ニュース等でもおなじみ、教育ライター・前屋毅が送る渾身の教員ルポ!なぜ彼ら・彼女らは教師を辞めざるを得なかったのか、なぜ辞めさせるような職場と化してしまったのか。本書を教訓に、教師が辞めないで済む学校づくりを!
目次
悪いのは私だけ?
「やったもん負け」の学校文化に疲れ果て…
非正規教員は格下なのでしょうか
自分の子どものクラスの担任に嫌な思いはさせられない
学校は外からみるほど単純なものではない
力ずくで抑えることが「良い指導」なのか
仕事がだんだんに楽しくなくなっていくなかで
突然の辞任勧告…しかし、教職はあきらめない
学校の方針に過剰に合わせた末に
子どもたちとの「つながり」を求めて教員をやめた
理想と現実のはざまで
学校の「型」が受け入れられなかった
パワハラ校長と忖度教員のなかで疲弊した
セクハラにまきこまれパワハラでやめた
著者等紹介
前屋毅[マエヤツヨシ]
フリージャーナリスト。1954年、鹿児島県生まれ。法政大学卒業。『週刊ポスト』記者として主に企業取材を担当。その後、フリーに。教育問題と経済問題を主なテーマにしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
もの言わぬ教員からもの言う教員へ やったもん負けの学校文化に疲れ果て 非正規教員は格下なのでしょうか 自分の子どものクラスの担任に嫌な思いはさせられない 学校は外からみるほど単純なものではない 力ずくで抑えることが良い指導なのか 仕事がだんだんに楽しくなくなっていくなかで 突然の辞任勧告、あきらめない 学校の方針に過剰に合わせた末に 子どもたちとのつながりを求めて教員をやめた 理想と現実のはざまで 学校の型が受け入れられなかった パワハラ校長と忖度教員のなかで疲弊した セクハラにまきこまれパワハラでやめた2021/07/14
kimoiue
1
辞めた人間の言い分。自分のやりたいことが出来ない。同僚が悪い。先輩が悪い。役職が悪い。学校の仕組みが悪い。 主役であるはずの子供達の事がほとんど出てこない。 少子化で子供も減ってるんだから、勉強だけを教える先生と、それ以外を担当する先生に分業化出来ないのかしら? 2022/04/21
まめ
0
【図書館】流し読み。やめたことが、必ずしも悪いことではない。やめたことで、幸せな人生が歩めることもあるだろう。やめた原因として、同僚からのサポートの少なさや、管理職からのパワハラが問題となっているケースが多かったように感じる。上司や同僚に恵まれないことは、他の仕事でもあり得ることだろう。ただし事例の中でも、「5 学校は外からみるほど単純なものではない」が多くの学校現場に当てはまるのではないだろうか?「助けて」「疲れた」と言いにくい体育会系な雰囲気、助ける余裕のある人はいない、これが学校現場の現実だ。2024/12/20
鹿ノ子
0
教師の働き方改革って一向に進んでませんね。このままでは良い人材など集まらないでしょう。そろそろ社会全体で真剣に考えるべき時では。2021/11/28
ともこ
0
とっても面白かった!初任が読む本なのか分からないけれど、反面教師的な立場で読みました。大いに気持ちは分かるようなものでしたが、結局片方だけの捉え方や意見なので、実際は分からないなぁと思いました。あまりにもありえない学校状況が多かったので。これらが全て事実なら私も耐え切る自信は全くありません!