内容説明
困難な状況にある子どもたちに、学校は学校として何ができるのか。そして、行政・地域とはどう連携を図ればよいのか。本書では具体的な実践を紹介しながら、その方途を示す。
目次
子どもの貧困・不利・困難の実態と理論的背景
第1部 貧困に立ち向かう学校(今、やらなければならないこと―大阪市立萩之茶屋小学校のキャリア教育;町のよさを自分のパワーに変えて―地域学習で育む自己肯定感;貧困を越える学校―関西のX高校の取り組みから;豊かな社会力を身に付けた子どもを育てる「ユニバーサル・スクール堅粕」―社会力=人が人とつながり社会をつくる力)
第2部 包括的支援を可能にする教育と福祉の連携(東京都足立区における「子どもの貧困対策」の取り組み;スクールソーシャルワークによる全戸訪問型アウトリーチ支援;福祉とつなげた子ども支援)
第3部 子どもを元気にする地域活動(子どもの心のとげを抜く授業づくり;教育の力で輝く地域を創る―島根県立隠岐島前高校の実践;土曜教室による学力保障―湖南市立岩根小学校の取り組み)
子どもの学習権保障と民間・地方にできること/できないこと
著者等紹介
柏木智子[カシワギトモコ]
大手前大学准教授。兵庫県生まれ。大阪大学人間科学部を卒業後、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程を修了、博士(人間科学)を取得。日本学術振興会特別研究員、大阪国際大学短期大学部講師を経て、2016年より現職
仲田康一[ナカタコウイチ]
大東文化大学講師。1982年、群馬県生まれ。東京大学を卒業後、東京大学大学院博士課程を修了、博士(教育学)。日本大学非常勤講師、常葉大学専任講師等を経て、2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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