目次
1部 要約力を付ける論理的思考(どのように要約するか;「論理=言葉の関係」を視覚化する思考ツール「ロジックツリー」を活用しよう!;文章を要約するということ―ロジックツリーの幹を押さえる;先行実践と先行研究の整理;ブロック学習とランダム学習)
2部 3つのレベル・8つのステップによる簡単エクササイズ(身近な単語を集めて「一つの単語」にまとめてみよう“単語レベル”;身近な表現を「一つの文」にまとめてみよう“文レベル”;実践!「文章の要約」に挑戦しよう“文章レベル”)
著者等紹介
佐藤佐敏[サトウサトシ]
1964(昭和39)年、新潟県生まれ。新潟大学大学院博士課程修了、博士(教育学)。新潟県公立中学校教諭、新潟大学教育人間学部附属新潟中学校教諭を経て、上越教育大学学校教育実践研究センター特任准教授。平成23年4月より、新潟大学准教授。平成26年4月より、福島大学教授。平成21年より、教育行政機関・大学公開講座・社会教育講座の講師を務める。「方丈記」完成800周年記念エッセイコンテスト大賞受賞(平成24年11月、京都学問所主催)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆたか
1
トレーニングを通じて、本書の読者は要約する力をつけることが出来る。「論理的思考力」「ロジカルシンキング」を謳った類書との違いは、本書のトレーニングが単語・語句レベルの共通点探し・抽象化(最初は小学生レベルである)から始まる点だ。次に三文程度の文章の要約や論理的帰結を考える。そして最後に四〜六百字程度の文章の要約へ進み本書は終わる。極めて単純な練習から段階的に発展していくことで、要約が「まとめること」に他ならないと身をもって知ることが出来る。もっと複雑な内容や長文を扱った応用編があったら是非とも欲しい。2018/08/29