白熱!「中学読書プロジェクト」―集団で正解のない問いについて考える1か月

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784761922610
  • NDC分類 375.85
  • Cコード C3037

内容説明

東京・杉並区にある普通の公立中学校で行われている「全校読後交流会」。約1か月、カリキュラムを横断しながら“図書との対話・自己との対話・他者との対話”を繰り返すことにより、思考力(正解のない問いについて継続して考える力)が飛躍的に向上した。本書は、このプロジェクトの取組みと成果をまとめた1冊。深刻化する10代の読書離れを食い止めるには、いま、どんな仕掛けが必要なのか。

目次

序章 グラビアで見る読後交流会―『走れメロス』を題材にした読後交流会の様子(代表生徒による感想発表;討論会;講評)
第1章 「中学読書プロジェクト」はこうして実現した(「中学読書プロジェクト」とは;読後交流会に欠かせない「論点」;プロジェクトの成果;実行委員会の取組み;課題図書の設定)
第2章 日常的に行う読書活動(ブックトーク―さらに世界を広げる読書;放課後の読書会―有志が集う読書の場;学校教員の読み語り―先生にも本を読む楽しさを;小学校との読書交流―聞き手に伝える楽しさの経験;地域のみんなで読書会―地域人材の活用)
第3章 解説・学力面から見た読書プロジェクト

著者等紹介

浜本純逸[ハマモトジュンイツ]
神戸大学名誉教授。1937年愛媛県今治市に生まれる。1967年広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。福岡教育大学助教授・神戸大学発達科学部教授・鳥取大学教授。早稲田大学特任教授を経て退職。教育学博士

赤荻千恵子[アカオギチエコ]
杉並区立井荻中学校校長。日本女子大学文学部卒業。中学校国語科教諭として、作文指導と読書指導を中心に、「書く力」と「考える力」を育てる指導法の開発や、読書会を軸に学校と保護者や地域をつなぐ活動に努める。大学院設置基準第14条にて東京学芸大学大学院修了。2011年度より現職。「ほんものの私になる」を合い言葉に、「考えること」「語り合うこと」に学校全体で取り組んでいる。2016年度より青山学院大学(教育人間科学部)非常勤講師兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あお

1
紹介されている本を読んでみたくなった。図書室の蔵書にあるものから読んでみよう。流れる星は生きている、種をまく人、私が正義について語るなら、くまとやまねこ、あん、星の王子さま、走れメロス。「メロスも王もやったことと言ったことが矛盾しているどこにでもいるような人間くさい一面を持っている。」2018/03/31

あお

0
読書会についての本を探していて再読。放課後の読書会、参考になります。くまとやまねこ、風切る翼、サアカスの馬、ルイス・サッカーの穴、読んでみよう。井荻中では朝読書の本を課題・推薦図書に変更。楽しみの朝読書から、考える読書、次へ広がる読書へ。課題・推薦図書のリストアップは先生方の推薦。全校で読後感想会や、作者の講演を行っている。公立中学でここまで取り組めるのがびっくり。2018/08/21

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