内容説明
東京・杉並区にある普通の公立中学校で行われている「全校読後交流会」。約1か月、カリキュラムを横断しながら“図書との対話・自己との対話・他者との対話”を繰り返すことにより、思考力(正解のない問いについて継続して考える力)が飛躍的に向上した。本書は、このプロジェクトの取組みと成果をまとめた1冊。深刻化する10代の読書離れを食い止めるには、いま、どんな仕掛けが必要なのか。
目次
序章 グラビアで見る読後交流会―『走れメロス』を題材にした読後交流会の様子(代表生徒による感想発表;討論会;講評)
第1章 「中学読書プロジェクト」はこうして実現した(「中学読書プロジェクト」とは;読後交流会に欠かせない「論点」;プロジェクトの成果;実行委員会の取組み;課題図書の設定)
第2章 日常的に行う読書活動(ブックトーク―さらに世界を広げる読書;放課後の読書会―有志が集う読書の場;学校教員の読み語り―先生にも本を読む楽しさを;小学校との読書交流―聞き手に伝える楽しさの経験;地域のみんなで読書会―地域人材の活用)
第3章 解説・学力面から見た読書プロジェクト
著者等紹介
浜本純逸[ハマモトジュンイツ]
神戸大学名誉教授。1937年愛媛県今治市に生まれる。1967年広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。福岡教育大学助教授・神戸大学発達科学部教授・鳥取大学教授。早稲田大学特任教授を経て退職。教育学博士
赤荻千恵子[アカオギチエコ]
杉並区立井荻中学校校長。日本女子大学文学部卒業。中学校国語科教諭として、作文指導と読書指導を中心に、「書く力」と「考える力」を育てる指導法の開発や、読書会を軸に学校と保護者や地域をつなぐ活動に努める。大学院設置基準第14条にて東京学芸大学大学院修了。2011年度より現職。「ほんものの私になる」を合い言葉に、「考えること」「語り合うこと」に学校全体で取り組んでいる。2016年度より青山学院大学(教育人間科学部)非常勤講師兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あお
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