内容説明
ケータイ・スマホの便利さとともに、そのかげに潜むリスク。生徒有志がケータイとスマートフォン(スマホ)を「人間とコミュニケーション」という基本から捉え直し、具体的にどうつきあえばよいのかについて、生徒自身の目線から幅広く検討した長年の成果をまとめたもの。
目次
1 コミュニケーションとケータイ・スマホの実態
2 ケータイ・スマホの基本的なこと
3 はやりのコミュニティサイト
4 ケータイ・スマホのリスク
5 ケータイ・スマホがこころと身体に与える影響
6 ケータイ・スマホを少しでも安全に使うために
7 災害とケータイ・スマホ
8 ケータイ・スマホの行方
9 世界のケータイ・スマホ事情
10 親子で考えるケータイ・スマホ
著者等紹介
今津孝次郎[イマズコウジロウ]
名古屋大学名誉教授。1946年、徳島県生まれ。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。博士(教育学、名古屋大学)、教育社会学専攻。三重大学助教授、名古屋大学助教授・教授、名古屋大学教育学部附属中・高等学校長を歴任。現在、愛知東邦大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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katsubek
16
いやいや、これはなかなかのものですね。高校生達がメインとなってまとめたというのが何とも言えないほど素晴らしい。イラストなども手作り感満載というトコロです。記述面でちょっと古いかなと思うところもあり、また、電磁波の問題など、どこまで実証できるかとなると難しいかも知れないと思ったりもしますが、まずは、自分たちの問題としてしっかりとらえようとする姿勢が大切。それはもう、見習うべきところでしょう。2015/03/22
ちー
6
愛知県の金城学院高等学校の生徒が主体的に「ケータイ・スマホとの付き合い方」をまとめ、ハンドブックにしたもの。毎年内容の改訂と改良・増補を行い5年目の2013年に一冊の本としてまとめあげた。前例のない規制者たる大人の視点ではなく「使用者たる生徒自身」の手でまとめあげられたことに、視点の「リアルさ」などがある。スマホの普及によって爆発的に利用が増えたLINEやtwitterなどの内容も含まれていて、そこにあるリスクなども紹介されている。何よりも大切なのは「振り回されないためのルール作り」だと紹介されている。2013/11/27
จีนรัก
5
この本には多くの情報が詰まっていた。 わずか90ページ程でこんなにもタメとなるのは思いもしなかった。 特に驚いたのが電磁波による人体への影響。 ガンになる率が高くなったりして、いい事は皆無です。 僕と同じ中高生にオススメの本です! 読んだ方が良いにきまってます!2014/01/25
epitaph3
3
ケータイとスマホを学ぶのに、機械のことではなく、コミュニケーションから始まるのが良い。インターネットは創ったり、調べたり、買い物したり、音楽や映像を見たりなど様々なことを可能にしたけれども、不特定多数の人間と交流をすることができることも大きいからなあ。特に中高生はコミュニケーションツールとして「必死にさせられている」現状がある。だからこそコミュニケーションのことを取り上げないわけにはいかないんだ。高校生自身の視点で作られているからこそ、その易しさがよい。2015/09/28
TAKA
1
大人ですが、ガラ携だしネットも携帯ではしてないので、スマホを使ってできること、の、メリットとデメリットが分かりやすく書かれていて、なじみやすかった。これから子供に持たせるようになる時、再読したい。2014/10/25
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- 和書
- 年金六法 〈平成3年版〉