内容説明
兵庫県立神戸甲北高校(総合学科)では、「進学や就職という目的のために『いまとここ』が取り引きされていくような市場化、商品化された学習」ではなく、「あくまでも、それ自体がかけがえのない固有の価値を持った充実した『いまとここ』を追求」する教育が行われている。総合学科の学びの成果、未来の扉を拓く卒業生たち22人の手記。
目次
第1部 神戸甲北高校の卒業生たち―卒業生の手記
第2部 神戸甲北高校の取り組みについて(充実した高校生活の「いまとここ」を生きるためのカリキュラム(卒業研究)の追求によせて
「教育」のある学校とは
キャリア教育の視点から
豊かなインフォーマル・エデュケーションをESDに―地球的ニーズへのあらたなる挑戦)
第3部 特別寄稿(21世紀の豊かな共生社会の担い手づくり―自己決定能力と協調する心の学び;「ちがい」を触媒とした学びの文化―朝文研卒業生のインタビュー調査から見えてきたもの;挑戦する神戸甲北高校―10年目の検証)
第4部 神戸甲北高校の実践報告(キャリア教育の実践と課題;「産業社会と人間」の取り組み;「情報教育」の取り組み;「卒業研究(課題研究)」の取り組み)



