内容説明
ノートは、主体的な自己表現の場である。ノートは教師と子どもの授業評価である。ノートは、自分の考えを継続・累積して表現することで、自分の考えの軌跡を振り返り、考えの変容の看取りを可能にする。社会科で育てたい価値判断の育成に最も直結するものである。本書では、著者のノート作りの基本を具体的に紹介する。
目次
1 社会科におけるノートの意義(子どもに学ぶ教師の姿勢;社会科ノート作りの基本)
2 社会科ノートはこう「創る」(社会科ノート診断;「写すノート」から「創るノート」へ―「見やすく、個性的なノートづくり」のすすめ10か条)
3 ノートを活かした社会科授業の実際(3年生の社会科ノートの実際;4年生の社会科ノートの実際;5年生の社会科ノートの実際;6年生の社会化ノートの実際)
4 社会科ノートと評価(社会科の学力と評価;教師の立場からの社会科ノートの集約法;教師の授業記録ノート;授業感想や日記から子どもの社会的な見方の深まりを見る;まとめに代えて)
著者等紹介
臼井忠雄[ウスイタダオ]
1952年、神奈川県横浜市生まれ。横浜国立大学教育学部社会科卒業。横浜市立汐入小学校、横浜市立立野小学校、横浜国立大学附属横浜小学校教諭を経て、現在、筑波大学附属小学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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