内容説明
本書では、人間教育に力を注ごうとしている先生方が直面するであろうと思われる様々な生徒の現実を取材し、その現実を解きほぐして目指す教育的な成果にいたる指導的、支援的な道筋を実践的に提案しようとしている。執筆にあたったのは、学校現場で永らくホームルーム担任を経験し、研究的にホームルーム経営を進めてきた現場実践者であり、また実践を理論化しようと努力している研究者。4月のホームルーム開きの段階からはじめて卒業にいたるまでの過程で生徒が個人として、また集団として示す様々な様相や行動傾向の代表的事例を取り上げ、それを生徒の自主性・実践性を損わずに、望ましい集団として成長させ、また集団との関わりを通して正しく自己実現を果たしていけるように導く方法について原則論的に提案する。
目次
1 年度当初の学級・ホームルーム活動
2 学習指導等
3 生活指導等
4 在り方生き方指導
5 学校行事・クラス行事・クラス活動
6 保護者や外部との連携、学校を開く
7 新しい指導
著者等紹介
唐沢勇[カラサワイサム]
東京成徳大学教授
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