内容説明
現代社会のあふれる情報、対立する主張のなかから、本当に必要なもの、正しいものを見わけ、惑わされないために、「ものの見方・考え方」=「知のエッセンス」を学ぶ。
目次
第1章 人間らしさと働くこと(人間とは何か;労働が人間を創造した ほか)
第2章 人間の知性と自由(人間の知性・感情・意志;知性の働かせ方―分析的方法 ほか)
第3章 ものの見方・考え方―唯物論と弁証法(唯物論と観念論;哲学の根本問題―物質と精神との関係 ほか)
第4章 マルクスの社会観・歴史観(マルクスの経歴;マルクスの社会観 ほか)
著者等紹介
牧野広義[マキノヒロヨシ]
1948年奈良県に生まれる。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、阪南大学教授、労働者教育協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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honyomitai46
3
SNSの普及で情報が手に入りやすくなった、メディアは政権にすり寄った報道に特化。何が正しくて、何が違うのか、見えにくくさせられてる。そんな今だからこそ、「ものの見方・考え方」は必要。労働者の中でも経営者の立場で物事を見て、労働者同士で潰し合う。意図的な分断はひたひたと日常にに浸食し始めている。いつから僕らは国の政策を「しかたない」と受け入れるようになったのか、「国を守るために軍事が必要だ」と言わされるようになったのか。マルクスの言葉も引用しながら、労働者の立場に立ったものの見方考え方。生きる指針になる本。2019/01/25
K
0
マルクス主義ではなく、マルクスの考え方に影響を与えた様々な哲学について言及しつつ、私たちがどのようにものの見方、考え方を身につけていくのが良いのかについて、労働者という立場からの見方(哲学)をわかりやすく述べている本だと思います。資本論の入門書というイメージです。2017/01/11
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