目次
第1章 職場の「ゆがみ」はなぜ起きるのか?(職場の「ゆがみ」の原因は?;過重労働・長時間労働・シフト労働;感情労働・全人格労働;VDT労働からIT労働へ)
第2章 「ゆがみ」の結果、何が起きるのか―モラールハラスメント・メンタルヘルス不全(モラールハラスメント;メンタルヘルス不全)
第3章 労働安全衛生活動のポイント(メンタルヘルスを支えるのは労働組合の仕事;安全衛生委員会の進め方;産業医を教育しよう;職場巡視活動のポイント)
著者等紹介
阿部眞雄[アベマサオ]
日本医師会認定産業区、労働衛生コンサルタント、健眞会夏目坂診療所産業健康支援センター所長。1954年生まれ。杏林大学社会医学系大学院卒。博士(医学)。中央労働災害防止協会、東海大学体育学部教授、(財)労働科学研究所特別研究員を経て、現在、健眞会夏目坂診療所理事長。自治体・アパレル・IC関連製造業・金融機関の産業医を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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N.T
3
「感情労働」「全人格労働」「会話のドッチボール」… 人間を壊す労働がまかり通る日本の職場の「ゆがみ」が次々と挙げられている。 通勤時間1時間未満の日勤業務の場合、つき25時間以上の残業で生活にゆがみが生じると言います。 「たったの」25時間と多くの人が思うでしょう。その認識が既にゆがんでいるのです。 自分が耐えているから他人も耐えられる(耐えるべきだ)と考える人は職場をゆがめている。 仕事なんかに健康や人間関係を壊されない様、一人ひとりが「ゆがみ」を直していかなきゃいけない時期にきている。2016/05/11