内容説明
増大する「防衛費」、さらなるアメリカ従属、新基地建設と9条改憲の背景とは…。長年にわたり「日米同盟」の深層をリサーチしてきた著者が、アフガン・イラク戦以来の米軍の政略と、現在に至る自衛隊の変質を解説する。「日米同盟」を考えるうえで必須の資料も掲載。
目次
1 朝鮮半島における平和の激動(敵対から友好への大転換のはじまり;始まった「共同声明」の具体化 ほか)
2 「日米同盟強化」の軌跡と現状(海外で米軍と一緒に戦争する態勢の強化・拡大;沖縄・日本の米軍基地の植民地的な強化・拡大;米軍との従属的一体化を強化する自衛隊の大増強)
3 日米軍事同盟打破・基地撤去のたたかいの展望(「武力に頼らない平和」の世論と運動;破綻した「日米同盟」強化路線 ほか)
4 資料編―「日米同盟」関係主要資料(日米同盟:未来のための変革と再編―日米外務・国防相会談(2+2)・中間報告(2005年10月29日)
「集団的自衛権」閣議決定―「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障体制の整備について」(2014年7月1日)
(新)日米新ガイドライン―日米防衛協力のための指針(2015年4月27日))
著者等紹介
小泉親司[コイズミチカシ]
1948年生まれ、栃木県出身。千葉大学教育学部卒。「しんぶん赤旗」ワシントン特派員、日本共産党中央委員会政治・外交委員、国際委員などを歴任。元参議院議員(1期、1998年~2014年)。現在、日本共産党中央員会基地対策委員会責任者、安保破棄中央実行委員会常任幹事、日本平和委員会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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