目次
第1章 なぜ、ドナルド・トランプは、大統領になれたのか―トランプ政権誕生の歴史的背景(世界経済危機とオバマ政権の経済政策;オバマ政権の経済政策と「財政の崖」;オバマ政権による「中間層重視の経済政策」の提起;オバマ政権の対外政策)
第2章 トランプ政権の政治経済政策(トランプ政権誕生とアメリカ国民;トランプ政権の政治経済政策の特徴;トランプ政権の対外政策)
第3章 アメリカ経済の現局面(2016年のアメリカ経済;アメリカ経済の格差はなぜ深刻なのか)
まとめにかえて―トランプ政権の経済政策をどう見るか
著者等紹介
萩原伸次郎[ハギワラシンジロウ]
1947年京都市生まれ。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。1978年横浜国立大学経済学部助教授。1989年同経済学部教授。1990年~1991年米国マサチューセッツ大学経済学部客員研究員。2000年~2002年横浜国立大学経済学部長。2013年退職。現在、横浜国立大学名誉教授。神奈川県労働者学習協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
24
アメリカにおいてなぜトランプ政権が生まれたのか、またトランプ政権の行う経済政策は何なのかを、オバマ政権の行ってきた「中間層重視の経済政策」と対比する形で論じられた本です。オバマ政権は中間層重視の経済政策を行うことで不平等解決こそが経済成長に欠かせないとする姿勢でした。しかし金融政策などでは大手金融機関救済策などで格差を生み出す矛盾があり、それが規制政治家批判を打ち出したトランプ誕生のひとつの要因だとしています。トランプは徹底した新自由主義路線と白人至上主義で矛盾をエネルギーとしているのだと思いました。2017/09/30
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