内容説明
私たちの目の前にあるさまざまな政治課題、経済、金融問題や労働問題を、統計データによる現状分析と、マルクスの『資本論』にある理論・法則によって理解する―2つの方法を行き来しながら、問題の本質と解決策を明らかにすることをめざす意欲作。
目次
本書の方法と目的―アベノミクス批判を題材に
公務員削減・賃金カットを考える―物神性論を学ぶ(1)
国保・公的医療制度改悪を考える―物神性論を学ぶ(2)
長時間過密労働を考える―「絶対的剰余価値」論を学ぶ
TPP交渉参加・農産物輸入自由化を考える―「相対的剰余価値」論を学ぶ
保育新システムと福祉労働者の賃金を考える―「専門職賃金」論を学ぶ
成果主義賃金を考える―「出来高賃金」論を学ぶ
自己責任論を考える―「所有法則の転換」論を学ぶ
非正規・派遣切りを考える―「資本と貧困の蓄積」論を学ぶ
JAL不当解雇、電機大リストラを考える―「相対的過剰人口」論を学ぶ(1)
生活保護バッシングと有期労働契約法改悪を考える―「相対的過剰人口」論を学ぶ(2)
米国住宅関連バブル、金融危機を考える―「過剰生産恐慌」論を学ぶ(1)
米国住宅関連バブル、金融危機を考える―「過剰生産恐慌」論を学ぶ(2)
著者等紹介
関野秀明[セキノヒデアキ]
1969年生まれ。1999年九州大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、下関市立大学経済学部准教授(理論経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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