内容説明
小林多喜二が“極限の搾取形態”=「蟹工船」を描いてから80年。その“極める眼”で「蟹工船」の先に見通したものは何だったのか―民衆のたたかいを描き続けた多喜二を、社会科学的な視点から読み解く画期的なこころみ。
目次
第1章 革命と芸術
第2章 二重人格者のような
第3章 断然、マルキシズムに
第4章 プロレタリア作家同盟
終章 悠々と流れる大河のような作品を
補論 北洋史から見た「蟹工船」(井本三夫)
補論 極限の搾取形態―囚人労働から派遣労働へ(浜林正夫)
著者等紹介
浜林正夫[ハマバヤシマサオ]
1925年北海道小樽市生まれ。1948年東京商科大学(現・一橋大学)卒業。以後、小樽商科大学、東京教育大学、一橋大学、八千代国際大学で教職につき、1998年退職。現在、一橋大学名誉教授。専攻はイギリス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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