目次
第1部 パート・有期雇用労働者の働くルール(急増する非正規雇用労働者;パートタイム労働者及び有期雇用労働者に適用される法律―パートタイム労働法・労働契約法など;処遇差別の救済を求めて―裁判でたたかった労働者;世界のパートタイム労働者は)
第2部 こんなときどうする?パート・有期雇用労働者の権利・働き方をめぐるQ&A(労働契約、労働条件、正社員への転換、雇止めなど;賃金・ボーナス・退職金、交通費、時間外・休日・深夜労働手当をめぐって;社会保険・雇用保険・労災保険、パート所得と税制等;男女差別、パワハラ・セクハラなど;働く権利を守るために―困った時の相談窓口・労働組合など)
著者等紹介
今野久子[コンノヒサコ]
北海道大学卒業。1978年弁護士登録(東京弁護士会)。一般市民事件のほかに、女性労働問題を多数担当。元・東京弁護士会「両性の平等に関する委員会」委員長。元・日本弁護士連合会「両性の平等に関する委員会」委員長。早稲田大学大学院法務研究科教授(2008年4月~2011年3月)。現在、日本弁護士連合会「両性の平等に関する委員会」委員、同「労働法制委員会」委員、東京法律事務所弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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更紗蝦
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2015年4月1日施行の「パートタイム労働法」の改正法を受けて出版された本です。(本の出版は2015年1月。) 地方公務員法は、もともと正規職員配置を基本としており、恒常的な業務に臨時・嘱託・非常勤職員を配置することを想定していないのに、2012年の総務省の調査では全国の地方公共団体の臨時・非常勤職員が60万人以上おり、こうした人たちは「公務員である」ということを理由にパート労働法や労働契約法が適用除外とされている…という指摘に、地方公務員の中にパート以下の月収の人が大勢いる理由が分かりました。2018/02/05