内容説明
無秩序に広がる空き地・空き家を、いかに誘導し、いかに活かすか。縮小の現状と現場の課題を把握し、現制度のもとで可能な具体的な対応策を含め計画がすべきこと、できることを提案する。
目次
都市縮小問題と土地利用計画
1編 都市縮小・都市希薄化の実態と土地利用の課題(海外の都市縮小事情と日本の状況;首都圏郊外部で進む都市の希薄化―横浜市と金沢区の高齢化と地区の状況;拡大しながら空洞化する首都圏近郊都市;DID縮小区画から見た地方都市;東日本大震災被災地の空間変容の実態と新たな取り組み)
2編 計画・制度の課題と可能性(都市計画制度の課題と可能性;拠点・居住地の再編;未利用地の発生と利活用;他分野と連携した対応)
3編 欧米諸国の都市縮小の実態と対応(欧米諸国における都市縮小事情と国際的な比較研究の必要性;ドイツにおける人口減少への都市計画的対応;英国における衰退住宅地管理の歴史的経緯と課題;縮退状況における計画アプローチとしてのグリーン・イフラストラクチャー;米国における空き家・空き地問題への対処―市場メカニズム活用とランドバンク)
多様な都市空間の創出に向けて