内容説明
団地はどれも同じ…だなんて大間違い。地形を生かしたランドスケープ、コミュニティに配慮しつつ変化に富む住棟配置、快適さを求め考案された間取りの数々。目を凝らせば、造成から植木一本まで連続した設計思考が行き届き、長い年月をかけ育まれた豊かな住空間に気づくはず。団地の読み解き方。
目次
1章 団地フィールドワーク―現地で見つける団地の計画・設計のツボ(千里ニュータウン編;金沢シーサイドタウン編)
2章 団地解剖―空間の読み解き方(地形―団地の“置かれた”場所;造成―団地は地形の制約・農の束縛をいかに越えたか? ほか)
3章 団地7選―知られざる設計思考の探求(千里青山台団地(大阪府・千里ニュータウン)
―高原のような団地を生んだ包括的な設計プロセス
千里津雲台団地(大阪府・千里ニュータウン)―溶け出す造成と揺らめく南面平行配置が生む景観と共有スペース ほか)
4章 団地への証言(INTERVIEW:中田雅資さんに訊く―土木仕事から建築設計まで、「団地係」という仕事;団地開発年表1949‐1981)
著者等紹介
篠沢健太[シノザワケンタ]
工学院大学建築学部まちづくり学科教授。東京大学農学部、工学部、関西大学環境都市工学部非常勤講師。1967年生まれ。1995年東京大学大学院農学系研究科農業生物専攻博士課程修了。A.U.R.建築都市研究コンサルタント非常勤研究員、大阪芸術大学芸術学部環境デザイン学科准教授を経て現職
吉永健一[ヨシナガケンイチ]
吉永建築デザインスタジオ、団地不動産代表。1967年生まれ。1993年東京工業大学大学院建築学専攻修士課程修了。長谷川逸子・建築計画工房勤務などを経て吉永建築デザインスタジオ一級建築士事務所設立。団地の不動産仲介や団地の魅力を伝える活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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