内容説明
行政や企業とパートナーシップを組み、多様な生活ニーズに基づく事業を積極的に展開する、持続的住民組織「まちづくり事業体」の全体像に迫る。
目次
第1部 ガバメント型都市計画からガバナンス型まちづくりへ(ガバメント型都市計画100年の歴史;ガバナンス型まちづくりの展開)
第2部 コミュニティを企業化する―社会的企業の事業化のプロセスと特徴(まちづくり事業体の歴史的展開と事例の位置づけ;市民福祉コミュニティの自立的経営―ウェストウェイまちづくり事業体;グローバル都市ロンドンとガバナンス型都市再生―コイン・ストリートまちづくり事業体;都市最貧困地区における環境共生型コミュニティの形成―ロンドン、イースト・エンドの環境トラスト;コミュニティ・エンパワメントによる社会的排除の解決―バングラタウンのチックサンド・シティズンズ・フォラム;社会的起業家による個人の自立とコミュニティの企業化―ブロムレイ・バイ・ボウ・センターとキャン;居住コミュニティの自主管理―リバプールのエルドニアンまちづくり事業体)
第3部 まちづくり事業体の自立の要件―「アセット・マネジメントによる財政的自立」と「組織間の連携」(アセット・マネジメントによるまちづくり事業体の財政的自立;まちづくり事業体の組織間の連携)
著者等紹介
西山康雄[ニシヤマヤスオ]
東京大学大学院都市工学専攻修士課程修了、工学博士。現在、東京電機大学建築学科教授
西山八重子[ニシヤマヤエコ]
名古屋大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程満期退学、博士(社会学)。現在、金城学院大学現代文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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