内容説明
本書を手にする学生諸君の多くは、今までに複雑な図面を描いた経験が無いかもしれない。慣れない製図用具を使って、設計製図の基本的な作法を修得するには、それなりの心構えと覚悟が必要である。本書の執筆にあたっては、建築空間の“かたち”を創造し、表現し、伝達する一連の流れを、初学者が理解しやすいように、従来と異なった切り口でより具体的にわかりやすく示すことに意を注いだ。一般に初学者向けの製図テキストは、単純なプランを模写することが多いが、建築物としての機能性のみならず、常に建築美を追求する姿勢を、建築学を学ぶ初期の段階から意識できるように、本書ではあえて秀作をとりあげた。
目次
第1章 建築製図の基礎(製図用具と使い方;建築製図の約束ごと)
第2章 図形の表現方法と投影法(図形の表現方法;投影法による立体の表現方法)
第3章 建築空間の表現法(エスキース;ドローイング;レンダリング)
第4章 CADシステムの活用(CADの概要;CADシステムの基礎知識;CADシステムによる建築製図;2次元CADシステムによる建築製図;3次元CADシステムによる建築製図)
著者等紹介
大西正宜[オオニシマサノリ]
1981年大阪大学工学部建築工学科卒業
武田雄二[タケダユウジ]
1978年名古屋工業大学大学院建築学専攻終了、工学博士
前田幸夫[マエダユキオ]
1972年日本工業大学工学部建築学科卒業
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