“迂回する経済”の都市論―都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ

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“迂回する経済”の都市論―都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761529123
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0052

出版社内容情報

企業が利益直結型の開発を追求する一方で、私たちは余白的共用空間に日常の豊かさを求める。経済と公共のジレンマに揺れる都市に、儲けに価値をおかない空間やサービスが最終的に利益をもたらすという逆説的思考=迂回する経済を実装しよう。再開発地、盛り場、郊外住宅地、学生街のフィールドサーベイから切りひらく新境地。

内容説明

企業が追求する利益直結型開発と人々が望むパブリックライフは両立できるか?都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ。

目次

序章 “直進する経済”から“迂回する経済”へ
1 “第四の場所”のフィールド・サーベイ(郊外住宅地の路上観察から;人の流れの引き潮と反転する盛り場;“第四の場所”の発見 ほか)
2 “迂回する経済”の構想(パブリックライフの死と生;“直進する経済”と“迂回する経済”;即自性/コンサマトリー―効率化から解き放たれ、体験の豊かさを実感できる都市へ ほか)
3 “迂回する経済”の実践(“迂回する経済”の実践の萌芽を辿る;下北線路街―複数の主体の共同運営が自立自走する経済圏をつくる;早稲田大学キャンパスの反転―コモンズペースを主役とする知の広域圏を考える ほか)
終章 ひとまずの結びに

著者等紹介

吉江俊[ヨシエシュン]
早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究院講師。1990年生まれ。2013年早稲田大学建築学科卒業、2015年同大学院創造理工学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、ミュンヘン大学訪問研究員、早稲田大学建築学科講師を経て現職。2019年民間住宅開発と地域像の変容に関する研究で博士(工学、早稲田大学)。宮城県加美町や佐賀県多久市のコミュニティ計画作成、民間企業との共同研究(日建設計総合研究所、ジェイアール東日本企画、ポラスグループなど)や、早稲田大学キャンパスマスタープラン作成、東京都現代美術館「吉阪隆正展」企画監修などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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昼香

2
パブリックライフとは、多様な人々が交流、認知して共に同じ社会を生きる生活のこと。パブリックライフのある街は、思い入れのある場所がネットワーク状に繋がっている。場所の雰囲気を作るのは計画じゃなくてそこにいる人。迂回する経済は、パブリックライフの充実により、周辺を巻き込みながら最終的には利益を得られればいい、という考え方。その価値の中心は、即自性、再帰性、共立性。特定の人を排除して生まれる心地よさをどう捉えていくか。2025/02/05

snzkhrak

1
かつてなく都市開発に様々な要素が期待され、デベロッパーは商業的にもその先を行かないとならない時代。都市が、どこまでの事ができるかはさておき、その期待値が高いからこそ、この職業を選んでいるはずであり、その気概は持ちたい。子供が生まれてからは、目的志向の直線的な価値観のみならず、幼少期の追体験を含めた循環的な価値観が強まっている実感はある。より大きな面積にはより多くの時間を掛けて然るべきで、そうでない場合は手を抜いているか、標準化の2点が考えられる。旅の意味は目的地にのみあらず、道中そのものに内在している。2024/12/19

ひよこ

1
P145”振り返ってみれば都市計画は、20世紀初頭に現れて以来、〈コンサマトリー〉な価値観をむしろ徹底的に道具性に置き換えてきた。地域に存在していた祭りは、観光客を集めて地域の経済を活性化させる材料と見なされた。地域に古くから残っている、独特な雰囲気をたたえた街並みも同様に観光資源になるか、近年では地域住民の誇りやアイデンティティの形成に役立つと見なされる。”2024/12/10

horada

0
*2025/02/01

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