感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
23
とんぼり、なんもり、さかほん等々、大阪人はしばしば地名を略す。タイトルにある「がもよん」は蒲生四丁目、大阪市城東区にある地名。また、古民家再生で有名な町も、中崎町、空堀、昭和町といくつもあるが、その中にあって、がもよんは上手いこといってるそうだ。本書では、その謎と秘訣が惜しみなく紹介されている。キーパースンである和田さんはアウトサイダーであり建築家ではない。でも、地元の地主スギタさんとのタッグで、個性的な飲食店を次々と誘致。イベントを仕掛けて店主たちとの信頼関係を構築…って、やはり簡単なことでは無いよね。2021/08/13
イワハシ
5
著者に会ったことがある。そのときはあまりピンときていなかったが、こういうことをしているのね。成功話は参考にはなるがあくまでヒントで、自分がやるときには別の道を考えなければならないのだ2023/10/11
Koji Harasawa
3
極めて実践的だが、きちんとまちづくりの思想がある。人が基本。良い先導として、参考にしたいことだらけだ。少しずつでも、やっていこう。2021/09/18
Go Extreme
2
十余年で三十余軒が出店、撤退ゼロ。蒲生四丁目で何が起きているのか 空き家再生を稼ぐビジネスにする「がもよんモデル」:独自性 地域内のネットワーク 自ら責任を背負う 真似て稼げ:まちのスケールを見定める 空き家を見極める 大家を口説く まちに必要な店子を選ぶ 事業リソースをシェアする 仲介役の収益源を確保する 自前の事業にこだわる 存在をアピールする これからの「がもよん」が目指すこと:自分の店を持ちたい人を応援するまちへ まちの暮らしと結び付けた拠点づくり 川を越える「がもよん」拡大計画 大阪に、日本中に2021/03/08
よねも
1
大阪の蒲生四丁目の町屋再生について書かれた本。耐震対応が軸となっていること、全体的な町のバランスを考えてお店を招致していること、いろいろなイベントを企画していること、飲食店の料理人にオーナーになってもらおうと考えていること、様々な要素が魅力的で読んでいて楽しくなれる内容でした。遊びに行ってみたい。2021/04/07