出版社内容情報
いまやまちづくりや地域活性化にスポーツの力は欠かせない。持続的で効果的なスポーツ政策を進めるために必要な戦略を説く一冊。
オリンピックなどの巨大イベントとともに、自治体が独自にイベントをプロデュースし、地域の活性化を図る例が増えている。しかし一方では一過性で効果が乏しい施策やイベントもまま見られる。本書では、スポーツに親しむまちづくりとスポーツによる交流拡大に必要な都市政策上の課題と、その戦略的な解き方・進め方を示す。
序章 スポーツ都市戦略:スポーツツーリズムが変える都市
1 急増する世界の観光需要
2 デスティネーションとして日本が持つ潜在力
3 ガラパゴス文化の世界商品化
4 モノづくり国家からコトづくり国家へ
5 スポーツで人を動かす仕組みづくり:スポーツツーリズムの可能性
第1章
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるお I サクッと良本を学ぶ📚
7
域外からの集客・消費をいかに呼び込むか。スポーツをすることで、そこが地理的な場所のイメージではなく、感動や達成感などの思い出とともに心に刻まれる→スポーツにはリピーターを確保する力がある。何かしらのルールがあり、勝ち負けがあり、身体活動があって楽しければ、すべての身体活動がスポーツとなりうる。ゴミ拾いスポーツ。雪かき競技。地域課題の解決に役立つ。スポーツで人が動く仕組みを作るのがスポーツコミッションの仕事。ビジョンを持って本気で考え推進する組織・担当が必要。ビジネス化。スポーツは柔軟で多様に使える。2019/11/26
Monty
2
東京五輪の前に出版され、パリ五輪が終わったので積読からピックアップ。個人として、地域として、経済とまちづくりにどうやって繋げていくか。毎回思うけど、オリンピックやワールドカップなどの余波だけに流されない仕掛けと仕組みづくりが課題。2024/08/24
kenitirokikuti
2
昭和後半にはもう部活が一般的となっていたので、昭和前半には運動はさほど行われていなかった、ということを知る。ちなみにわたくし小学生のときにキャプテン翼でサッカーが流行った頃だった。2016/07/09
Takeaki Kawakita
1
スポーツツーリズムを主軸にして、日本の各都市での取り組みが紹介されています。日本ならではの自然環境を活かしたスポーツイベントによって、国内外から人を呼び寄せる可能性はあることを示唆しています。2017/04/13