出版社内容情報
チームアップから、品質、デザイン、コスト、スケジュール、リスクのマネジメントまで、プロジェクトの「企画」と「運営」をわかりや
多様化・複合化・国際化・横断化が進む建築・都市開発において、既存の社会資本を活かし、社会的な課題にも応えるマネジメントが求められている。都市生活の創造性を高めて事業性を上げる建築・都市をいかにつくるか。チームアップから、品質、デザイン、コスト、スケジュール、リスクのマネジメントまで、わかりやすく解説。
1章 プロジェクトマネジメントの扉を開く
1.1 6つのキーワード
1.2 9つの領域
1.3 目的を見失わないこと
1.4 プロジェクトの組み立て方
1.5 プロジェクトマネジャーに必要なスキルと資質
1.6 合意形成は、賛成よりも納得を引き出す
1.7 解決の選択ではなく創造するコミュニケーション
1.8 意外に簡単なお金のしくみ
1.9 遅れを出さないスケジュールの立て方
1.10 リスクは頻度とインパクトで決まる
1.11 品質はコストとのバランスで選択する
1.12 デザインマネジメントという10番目の領域
2章 これからの建築・都市開発における価値の創造
2.1 クリエイティブ プロジェクトマネジメント
2.2 社会的価値:社会的課題に応える開発
2.3 経済的価値:事業性・収益性中心からの脱却
2.4 文化的価値:情報発信と交流のハブへ
3章 プロジェクトマネジメントのスタートライン
3.1 プロジェクトマネジメントの業務の流れ
3.2 プロジェクトチームを編成する
4章 魅力的で骨太なプロジェクトの企画をつくる
4.1 プロジェクトは3本柱から始まる
4.2 基本理念:プロジェクトの太い幹を立てる
4.3 用途を複合するメリット
4.4 開発手法の選択
4.5 事業企画:組織とコストの基盤を整える
4.6 建築企画:新しい価値を生み共感を得る
5章 柔軟に創造的にプロジェクトを運営する
5.1 戦略的な課題の解決
5.2 コストマネジメント
5.3 スケジュールマネジメント
5.4 リスクマネジメント
5.5 品質マネジメント
5.6 デザインマネジメント
【著者紹介】
山根格(ヤマネ・タダシ)/東京都市大学都市生活学部教授、ydd(yamane design directions)代表取締役。 1956年生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、京都大学大学院工学研究科建築学専攻修了。1982年日建設計入社、設計室長、設計室長兼プロジェクトマネジメント室長を経て、2006年ydd(yamane design directions)設立、同社代表取締役。2009年東京都市大学都市生活学部准教授、2015年同学部教授、現在に至る。主な仕事に、パシフィコ横浜、クイーンズスクエア横浜、日本科学未来館、新横浜駅ビルほか。